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レンタカーで多い誤給油のトラブル

初めての車で多く見られる誤給油の問題

レンタカーを利用した際のミスとして見られるのが、誤給油です。
レンタカーでははじめての車を運転する機会が多くなるため、給油の際にうっかりと入れ間違いをしてしまうのです。

本来ならガソリンエンジン車なのに軽油を給油してしまう、ディーゼルエンジン車にガソリン車を給油してしまう、マイカーならまず間違うことはありませんが、レンタカーの場合は自分が乗っている車がどの給油タイプなのが十分に把握していないことも多く、こうしたミスが起こり得ます。
あるいは、旅行先でレンタカーを借りた際に普段の習慣でついうっかり普段乗り慣れている車と同じ給油をしてしまう、といったケースも考えられるでしょう。

JAF(日本自動車連盟)では2022年10月の1ヶ月の間に誤給油によるトラブルがどれだけ発生したかを発表していますが、それによると合計105件発生して救援のために出動したとあります。
1ヶ月に105件ですから、1日3件以上この手のトラブルが発生したことになります。
しかも誤給油の原因の多くは、先述したドライバーによる運転している車の認識不足によるものです。
レンタカーのように慣れない車を乗っているとき、うっかり誤給油してしまうケースが多いのです。

誤給油するとどうなるのか?

問題なのは、誤給油してしまうとどうなるのか?という点です。
そのまま走行すると、途中で煙が発生するようになり、最終的にエンジンが停止してしまいます。
もし高速道路などでこうした事態が起こると深刻な事故につながる恐れもありますし、渋滞中の道路で起こると周囲に迷惑をかけてしまうことにもなります。

もしエンジン停止などを起こして故障して待った場合、修理費を負担しなければならないケースも出てきます。
ですから、誤給油に気づいた段階でできるだけ速やかに対処することが求められます。
まず大前提として、誤給油に気づいた段階でエンジンをかけないようにしましょう。

誤給油に気づいた段階でそのガソリンスタンドのスタッフに知らせたうえで、レンタカー会社に連絡します。
もし走行中に気づいた場合には、すみやかに車を停止させたうえでレンタカー会社に連絡することになります。
それから、レンタカー会社から具体的な指示を待つことになります。
間違って給油してしまった燃料を入れ替える必要があるため、個人では対応するのが難しいのでおとなしく指示を仰ぐようにしましょう。

気になるのは、誤給油で修理費用などが発生するのかどうかという点です。
レンタカーの場合は、基本的には誤給油のトラブルは保険の適用範囲内になるので別途の出費は必要ありません。
ただし、誤給油によってその車がしばらく使えない状態になってしまった場合には休業補償(NOC)に基づく負担が発生することもあるので要注意です。

うっかりミスがほとんどのため、まずは誤給油しないように気をつけましょう。
そのうえで万一間違えてしまった場合には落ち着いて行動し、レンタカー会社の指示を仰ぎましょう。