1. >
  2. >
  3. カーシェアリングで交通事故に遭ったら

カーシェアリングで交通事故に遭ったら

カーシェアリングで交通事故に遭ったらどうする?

カーシェアリングで交通事故に遭った場合の対処法は、基本的にはマイカーで事故にあった場合と同じ対応方法となります。
まず最初に、車を路肩に寄せるなどして安全な場所へ移動させると同時に、事故の現場に落とした危険物などはできる範囲で除去してください。
ケガをした人がいた場合には、速やかに救急車を呼びましょう。

同時に自動車事故で保険を使って修理を行う際には、警察が現場検証をして調書を作成することで後からのトラブルを防ぐことができます。
そのため、警察にも速やかに連絡をしましょう。

警察や救急車を待っている間に、カーシェアリングの会社へも連絡を入れてください。
カーシェアリングを利用する際には、万が一事故が起きた時はここに連絡するようにという連絡先を渡されるのが一般的なので、その受付番号へと電話をすることでスムーズかつ迅速な対応が期待できます。

自動車保険はどうなってるの?

カーシェアリングでは、車両に関する保険はカーシェアリング会社がすでに加入しています。
そのため、万が一の事故の際にはその自賠責保険や任意保険を使って修理及び補償ができます。
例えば他人を死亡させたり怪我させた場合には、自賠責保険3,000万円補償を含めて1人当たり無制限の対人補償を受けられます。
他人の自動車やモノへ損害を与えた場合には、対物補償として無制限補償を受けることができます。

また、カーシェアリングの車両に損害があった場合には車両補償を使い、カーシェアリング車両のドライバーや同乗者の人身損害では、加入保険によって1人当たり3,000万円から無制限の補償を受けられます。
カーシェアリングの保険は、カーシェアリング利用料金に含まれています。
実際の補償額はカーシェアリング会社が加入している保険によって異なり、場合によっては最低限の補償はついているけれど、有料オプションで補償を無制限にできると言ったサービスを提供している会社もあります。

事故を起こした時の注意点

カーシェアリングでの交通事故には、ノンオペレーションチャージ(NOC)がかかります。
金額は同じカーシェアリング会社でもケースバイケースによって価格は異なりますが、多くの場合には2万円~5万円程度が多いです。

カーシェアリングで交通事故を起こしてしまった時には、必ず警察を呼んでください。
それほど深刻な事故ではないからと相手側と直接示談交渉にしてしまうと、保険や補償が適用外となってしまいます。
後から経済的な大きな負担額となってしまう可能性があるので、必ず事故を起こしたらまずは警察へ連絡することが原則です。

また、カーシェアリング事故で会員に過失がある場合、会員資格がはく奪されることがあります。
会員規約や道路交通法に違反したことによる事故だと補償の対象外となってしまう可能性もあるため、注意しましょう。