1. >
  2. >
  3. レンタカーのナンバープレートについて

レンタカーのナンバープレートについて

ナンバープレートに割り当てられるひらがなにはどんなものがある?

自動車のナンバープレートには、数字や地域名のほか、ひらがなが記載されています。
これらの組み合わせによってその車がだれが所有している、どんな車かを判別することができるわけです。
ただ、ナンバープレートや地域名に関しては目に付きやすいですが、ひらがなに関しては普段ほとんど意識しないという人が多いのではないでしょうか。

このひらがなは、車のタイプや用途を分類するためのものです。
車の用途・種類に応じて特定のひらがな割り当てられており、それを見ただけでその車を分類することができるのです。

まず、自家用車か事業用車両かの見極めが可能です。
軽自動車を除く自家用車の場合は、さ行、た行、な行、は行、ま行、や行、ら行が使用されています。
これらの行のすべてが使われるわけではなく、合計で29文字が使用される形となっています。

つまり、ひらがなの半分以上は自家用車に使われているということになります。
なお、軽自動車の場合はさらに多く、あ行~わ行すべてにわたって合計39文字が使われています。

一方、事業用の車両はあ行とか行と「を」の文字のみです。
ですから、道を往来する車のナンバープレートをチェックすればその車がビジネス用に使われているものなのか、プライベートで使われているものなのかをすぐに確認できることになります。
なお軽自動車の場合、事業用のひらがなは「り」と「れ」のみです。
あともうひとつ、駐留軍人用の車両は基本的にはアルファベットが使用されますが、ひらがなでは唯一軽自動車で「よ」だけが使用されています。

このように、ナンバープレートのひらがなを確認するだけでその車がどんな目的・用途で使用されているのかを知ることができるわけですが、使われていないひらがなもあります。
「お」「し」「ん」「へ」です。
どうして使われていないのでしょうか?

「お」に関しては、「あ」や「む」「す」と誤読しやすいうえに、「を」と発音が同じなので口頭で伝えるときに間違いが生じやすいのが理由です。
「し」は死を連想する、「へ」は屁、つまりおならを連想させるというとても日本的な理由から、そして「ん」は発音しづらいのが使われない理由となっています。

レンタカーのナンバープレートではどんなひらがなが使われている?

レンタカーを利用したことがある方ならすでにご存知かもしれませんが、レンタカーのナンバープレートはこれまで挙げてきたひらがなは使われていません。
レンタカーには独自のひらがなが割り当てられており、「わ」が使われています。
ですから、高級車を乗り回していてもナンバープレートの「わ」を見れば「この人はレンタカーを乗っているんだ」とすぐにわかるわけです。

なお、一部の観光地(北海道、長野、沖縄など)では「わ」に加えて「れ」ナンバーがレンタカーとして利用されていることもあります。
これはレンタカーの台数が多く、「わ」だけではカバーしきれないためです。