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アルバニアでレンタカー

バルカン半島の国アルバニア

アルバニアと聞いてもどこにあるかわからない方も多いと思われるほど、日本人にとっては馴染みのない国です。
アルバニアは地中海に面したバルカン半島のギリシャの北西部に位置し、アドリア海を挟んでイタリア半島と向き合っています。
正式な国名は、アルバニア社会主義人民共和国といい、国名からわかるように旧ソビエトや中国の影響を強く受けた共産党国家だったという歴史を持ちます。

実は欧州では珍しい、イスラム教を信仰するムスリムが7割程度を占め、キリスト教信者も入り混じるという変わった国家です。
しかし宗教に関してはそれほど厳格ではなく、飲酒も普通にたしなみます。
イスラム教のラマダン(断食)明けも、キリスト教のクリスマスも復活祭も、皆で盛大に盛り上がるのです。

ちなみに国旗にはおどろおどろしい双頭の黒い鷲が描かれていますが、これは「スカンデルベクの鷲」と呼ばれており、東洋と西洋ににらみを利かせる意味があったとのことです。
あるいは、国内にはアルバニア民族は強い鷲を祖先に持つという言い伝えによる、ともされます。

観光にはレンタカーが最適

そんなアルバニアですが、世界遺産をはじめ観光スポットも多く、クルマを使えば移動範囲が大幅に広がり、時間も効率的に使えるので是非レンタカーを活用しましょう。
国内の主要な幹線道路や高速道路の整備状況は、日本ほどではないにしても、決して悪くはありません。

高速道路ではない一般道であっても、80~100キロメートル/時は気が付くと出ているほどです。
車線の幅が広いため、注意しないとあっという間にスピードオーバーとなるでしょう。

ただし、市街地の道路は整備状況が悪く、石畳でデコボコ道が多く、注意していなければ衝撃でクルマの下側をコスリそうです。
日本国内と異なり、クルマは左ハンドルで右側通行ですので交差点での右折・左折の感覚になれるまで時間がかかるかもしれません。
現地のドライバーは必ずしも交通マナーが良いとは言えませんので、安全運転に努めましょう。

メリハリを付けた運転が大事

日本と異なり町の間隔が10キロメートル離れているケースが多く、町同士を結ぶ幹線では時速100キロメートル近く出せそうです。
しかしいったん市街地の道路に入れば時速50キロメートル程度には落とす必要があります。

市街地ではスピード違反の検問も多く、取り締まりも厳しいです。
対向車が特に用件もなくパッシングしてすれ違った場合は、日本の道路と同様に「その先で検問が実施されていますよ」という合図である可能性が高いでしょう。

また街を走るクルマは意外に高級車が多いことに驚きますが、ドイツで盗まれたメルセデスベンツの大半がアルバニアに持ち込まれていると言われるほどです。
その他にもアウディ、BMW等のドイツ車も多く目にしますので、高級車にはあまり近づかない方がよいでしょう。