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中国で借りた車

中国でレンタカーを借りる

知っておくべき基本的ルール

中国の道路では、クルマは左ハンドルで走行は右側通行です。
日本と同じように、クルマの左サイドから後部座席に乗り込もうとすると、後ろからクルマが走ってくる側であるため大変危険です。
必ず右側ドアから乗り込み、左へ詰めるようにしましょう。
これはレンタカーだけでなくバスやタクシーも同じです。

また、国際免許が使えないことを知っておく必要があります。
海外旅行で多くの国を回った方の中には、「ほかの国ではレンタカーで旅が出来たので、中国でも借りよう……」と考えている方もいらっしゃるでしょう。
しかし中国で外国人がクルマを運転するためには、中国国内の運転免許へ切り替えなくてはいけません。

中国の運転免許を持つ日本人も少なくありませんし、レンタカーも多数用意されています。
ビジネス用務で、中国国内でクルマを頻繁に運転したいと思う方は運転免許を取得すると便利です。

中国の道路事情

中国の特殊な道路事情としては、電動スクーターまたはバイクが多い事です。
電動バイクは音が静かで近づいてきても音がせず、気付きにくいため、注意してください。

また、バイクやスクーターに乗るライダーはヘルメットを被っておらず、事故が起きると大きな被害が生じます。
反対に、現地でバイクに乗る際は必ずヘルメットを被るようにしましょう。

驚くべき中国の交通事情の実態

1.赤信号なのに右折!?
一部の都市では禁止されていますが、中国では基本的に赤信号であっても交差点を右折出来ます。
米国でもケースにより右折出来るそうですので、左ハンドル右側通行の国という事情も手伝っているのでしょう。

中国では信号の付いた交差点であっても右折と左折に自由裁量が認められており、交差点での光景に慣れない日本人は驚くばかりです。
歩行者として交差点で道路を横断する際には、クルマの動きを落ち着いて良く見ておく必要があります。

2.優先されるのは歩行者とクルマ、どっち!?
優先は状況に応じて、と言われるほどあいまいです。
ですので、信号を信じて小走りでさっさと渡ろうとするのは、危険だと言われます。
逆に、堂々と歩を進めるとクルマが遠慮してくれるケースもあるでしょう。

多くのケースでは歩行者に当たるギリギリまで右折車が近づく光景はよく見ますが、当たらないように速度調整をしているという意味では歩行者優先なのかもしれません。
初めて旅する方には驚きの光景ですので、「クルマ優先」の認識で行動する方がベターでしょう。

3.大型バスが横入り!?
渋滞中の道路では、早い者勝ちとばかりに大型車両であろうと遠慮なく横入りしてきます。
歩行者が渡る横断歩道もクルマで埋まり、合間を縫うように歩かざるを得ないことも珍しくありません。
信号が青のうちに何とか渡り切るようにしましょう。